趣味の木工DIY・くまねこ工房

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くまねこ工房は、趣味のDIYを中心としたサイトです。まだまだアトリエと言うにはほど遠いと思いますが、作品の紹介だけではなく、同好の士に有益な情報もできるだけ発信していきたいと思っています。個人で運営する趣味のサイトですから更新も頻繁にできず内容が充実するまでには、時間がかかるとは思いますが、末永くお付き合いくださいますようお願い申し上げます。

写真を引き立てる写真立て

写真立ては写真を引き立てるものですが、実際に写真立てのデザインによって写真のイメージは変わるのでしょうか。

この写真は、遺影を入れているのですが、廻に菊菱文様を施し下地も暗い色を使用しています。遺影ということで明るい色は適さないと言うことですが、部屋に置くためにはあまり暗い額もどうか。それで、暗い下地に菊菱文様を施してみました。それなりに和室にも洋室にも合う写真立てができたのではないかと思っています。

しかし、発想を変えて、落ち着いたものであれば、暗い色でなくても良いとも言えます。そこで、比較的明るい木地の樹種を使ってみました。

この写真立ては、ヨーロピアンビーチという北欧産のブナ属の木ですが、木地は薄い桃色。写真では見にくいのですが、茶色で細かい斑点が入っているので落ち着いた風合いになります。木肌も細かくすべすべした手触りです。

このようなデザインでも、遺影として違和感は無いと思います。また、故人に対して畏敬の念が失われる訳では無いと思います。写真の印象がどの程度変わるかというと、見る人によって違うのかもしれませんが、私の見る限り、木地を生かしたオイルフィニッシュの方が、肖像が優しく見えるような気がします。暗い額に顔写真を入れると写真は強調されますがくっきり、はっきりと写真が浮き立ちます。それで良いと言うことも言えます。逆に、木地を生かした額に入れると、写真と額がなじんでいます。額が中継点となって周囲の雰囲気となじませてくれるという感じがします。こちらは、二人の肖像です。同じような木地ですが、こちらはメープル・北米産の楓です。ピーチに比べると重量感があり強い感じがします。

木肌もすべすべと言うよりは、緻密ですが硬いという印象を受けます。ピーチほど優しい印象ではありません。この写真の場合は、背景もあり二人が映り込んでいるので模様の入った額では、写真が浮き出ると言うよりも、額と干渉して、ごちゃごちゃとした感じになってしまいます。こちらの無地の方が良く合うのではないかと思います。

前の額と同じように、周囲と写真をなじませるという効果もあると思います。

この2枚の写真だけで結論を出すことはできませんが、このブログに書ききれない、いろんな額と写真を組み合わせてみますと、額を変えれば写真のイメージは変わると言えると思います。

生活空間の中で、長く飾っておくには、写真と周囲の環境がなじんでいることが必要でしょうし、応接間などに飾る場合は、写真を際立たせたい場合もあると思います。また、キャビネットなどの家具の上に飾る場合、壁に掛ける場合等々。また、写真や絵画などの中に入れる素材によって変わるのは言うまでもありません

写真立てや額を作る以上写真や絵画を引き立てるものを作る。そう一口に言っても奥は限りなく深いのだなと感じる次第です。良いものを作ること。それは、技術が必要なことは当たり前のことですが、それにプラス、いろいろなものを見て、知って、センスを磨き上げていく努力も必要なのだな。先は長いと感じる次第です。

木と付き合うのは、奥深い。一生でもたりないくらいだなぁ。

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